2010年2月25日
シートン動物記
アメリカの博物学者アーネスト・トンプソン・シートンによって書かれた複数の著作(主に動物作品全55編)を総称して、日本でつけられた題名である。
したがって、正確に対応する原題や他国語での訳題は存在しない。
シートンの著作に「動物記」というものはなく、翻訳家・内山賢次による邦訳本が初出となる(ファーブルの「昆虫記」に合わせている)。戦前シートンはその著作で世界的に大変有名であったが、内山賢次が1935年、初めてその邦訳を『動物文学』誌上に発表するまで日本人はほとんど誰もシートンについて知らなかった。1937年6月から1938年12月にかけて、内山は単行本『動物記』全6巻を白揚社から刊行、それの爆発的人気を受け、1939年11月から1940年4月にかけて4冊に纏め再発行(1944年2月にもう1冊追加し全5巻とする)。1941年に『シートン自叙伝』(白揚社)、『シートン動物手帖』(三笠書房)も発行。戦後、それらに新たに訳したものを追加し纏め、1951年6月から1953年12月にかけて『シートン全集』全19巻(18冊+別巻/評論社)を発行した。
それから現在まで複数の翻訳者・出版社が刊行に関与し、作品の構成・選択は各書籍によって全く異なっている。収録の邦題名が異なっていることも珍しくない(「狼王ロボ」「ロボー カランパウの狼王」「ロボ - カランポーの王様」など)。また、1997年には『シートン動物誌』というタイトルの書籍も全12巻・今泉吉晴訳で発行されている。これは1926年発行のシートン著作『Lives of Game Animals(狩猟動物の生活)』全4巻の邦訳である。
ファーブルの昆虫記を意識したタイトルから誤解される事もあるが、昆虫記が、昆虫の生態に関する研究をまとめた書であるのに対して、シートン動物記はあくまで動物を題材としたノンフィクション小説(ただし作品の一部はフィクションを含む)である。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
シートン動物記を一度読んでみたいと思いました。
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